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埼玉県川越市における『こども大学かわごえ』において 「CSR書道教室」を開催致しました

2016/3/12,13

3月12日、13日に埼玉県川越市の蓮馨寺にて行われました『子ども大学かわごえ』にて、「CSR書道教室」を開催させて頂きました。


蓮馨寺ではスペースいっぱいに様々な体験コーナーのテントが並びます。
子どもたちはコエドという通貨をハローワークから紹介されたテントに行ってアルバイトや勉強を体験した対価として得ます。それからそのコエドの一部は税金として納め、残りのコエドでご飯を購入したり、遊んだり、物を作ったりと、本格的な擬似社会を楽しみながら学ぶお祭りのようなものです。
 
書道教室では一回の授業は6人までで、30分間勉強して頂きます。
こども大学発祥のドイツでは勉強も仕事だというとこで、書道の勉強をして頂くと5コエドお渡しします。
(税金を差し引いて4コエド、!)
 
普段のお習字の授業では模写(臨書)を正確に行うこと等、文字を書く基礎として学びますが、今回のカレンダーも一年間家に飾りたい文字や、今年の目標を表現したような、自由な『作品』としての制作を目指しました。
 
[制作の流れ]
◎四つ折りにした半紙に気に入った字体を四つ練習し、相談しながら一文字を決めます。
半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導)
カレンダー用紙に本番、金粉銀粉をふる、落款を押す、名前を書いて完成。
 
お手本には今年の干支である草書体と古文体の「申」を書かせて頂きました。
甲骨文字の古文体から楷書体に至るまでの変化が載っている[五體字類]と呼ばれる辞書を参考プリントに使用しました。
今年はさらに祖父である師匠の字も参考としてプリント制作致しました。
 
毎年来てくれているお子さんはどんどん字も上手になっていて、成長が見られてよかったです。
大きなカレンダーにものびのびと書けていました!
 
30分はとても短いと思いますがここまで書けるのは日々のみなさんの練習の賜物ですね!
普段とは違う筆の使い方、紙の大きさに挑戦して頂くことでの普段のお習字の線ものびのびと書きやすくなると共に、苦手意識のあるお子さんにとっては少しでもお習字を親しめるきっかけになれば幸いです。
 
至らぬ所も多々あったかと思いますが、このような教育の場に参加させて頂けた事、貴重な体験をさせて頂けた事、いつも感謝しております。
この場をお借りしまして、子ども大学かわごえの皆さん、支援して下さったオーエム通商のみなさん、一緒に指導協力して頂いた師匠の母、高木大翠先生にお礼申し上げます。
 
 
(川越は博物館も素晴らしくて、お芋もご飯も美味しく、とっても街並みも美しいです!
ぶらりとまた訪れたくなります。
みなさまもお近くへお越しの際はお立ち寄りくださいませ。)