活動報告
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バックナンバー
- 2016/12/07
岩手県盛岡市仁王小学校にてCSR書道授業を行いました - 2016/10/17
社会貢献活動の一環として展開しているエコキャップ運動の成果として今回 14,190個の支援を行いました。 - 2016/08/14
地元神社の夏祭り「熊野神社祭礼」に今年も参加致しました - 2016/06/22
八王子特別支援学校から生徒さんを受け入れてインターンシップを実施致しました - 2016/06/04
2016八王子環境フェスティバルに出展致しました - 2016/03/13
埼玉県川越市における『こども大学かわごえ』において 「CSR書道教室」を開催致しました - 2016/02/03
墨田区隅田小学校CSR書道教室
岩手県盛岡市仁王小学校にてCSR書道授業を行いました
岩手県盛岡市立仁王小学校にて、今年で3度目の書道授業を行わせていただきました。
http://www.ictnet.ne.jp/~niou.es/
今年は、岩手日報、盛岡タイムス、読売新聞岩手支局の3社の新聞社と、
IBC(岩手放送TBS系)、岩手朝日テレビ(テレ朝系)、岩手めんこいテレビ(フジ系)の3社のテレビ局の皆様が取材に来られました。
●干支の書でカレンダー作り●
[概要]
習字の学習を基礎に、芸術としての書の心に触れる試みです。
今年の干支である『酉・鳥』の一字書でカレンダーを製作します。
五體字類や書道辞典をもとに、甲骨文字から楷書に至るまでの様々な書体の『酉・鳥』を表した簡単な資料を配布します。そこから好きな一字を選びカレンダーに清書します。
[意義・目的]
普段の小学校や教室の習字の授業ではお手本に合わせていく(臨書)ことを目的としていますが、そこではどうしても上手下手が発生し、書道への苦手意識も芽生えてしまいがちです。
このWSではまず、小学生が漢字の成り立ちを視覚的に理解することから始まります。人によって、時代によって字が違う。形も違えば書き順も違うものがある。うまい字にもいろいろある。うまく見えないものにも面白みが感じられる。最初に、このような自由は発想を得ることが大切になります。
カレンダー作りでは、筆先を潰す(逆筆)、かすれ(飛白)、汚れ(飛沫)なども表現となりうることを楽しみながら体験します。そこから自分なりの「うまい」を発見する喜びが生まれます。普段とは違った筆使いを意識することで、筆の特性をより深く理解することができ、それが通常の習字の上達にも還元されます。
[授業前半(講義)]
・干支について(十二支と十干の組み合わせ)
・漢字の楷行草書からひらがな、カタカナに至る歴史について(左と右の書き順のひみつ等)
・永字八法について(上手に字を書く裏技!)
・さまざまな作品を参考にした筆の使い方(飛白、飛沫等)
[授業後半(実技)]
・カレンダー作り
1.四つ折りにした半紙に気に入った字体を四つ練習し、相談しながら一文字を決めます。
2.半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導)
3.カレンダー用紙に清書。
4.金粉銀粉をふり、落款を押す。名前を書いて完成。
5.お互いの作品をみて、感想を発表しましょう。
皆さんの素晴らしい一字書が今年も完成しました。
お兄ちゃんが去年の作品を家に飾っていて、僕も書きたかったんだ!と話してくれた生徒も居ました。
皆さんが真剣に、楽しそうに書に取り組んでいる様子や、そののびのびとした運筆を眺めて嬉しく思います。
今回の経験が少しでも皆さんの今後に役立つものとなれば、書道教師として冥利に尽きる思いです。
この場を借りまして、このような場を与えて下さいました平野ユキ子さま、仁王小学校関係者の皆さまにお礼申し上げます。
来年も皆さんの笑顔が楽しみです!